Last Message(RB 野口慧斗)
- #25
- 2024年9月9日
- 読了時間: 2分

#25 RB 野口慧斗
4年の野口慧斗です。
"BIG8昇格"
正直、BIG8に昇格したからといって、何かが劇的に変わるわけではありません。昇格でお金がもらえるわけでもなく、全国的に有名になるわけでもない。それでも、私は本気でBIG8を目指しています。今回は、その目標に対する思いを、私のアメフト人生とともに綴っていきたいと思います。
私が入部した2020年度、NEERSは3部に所属していました。その頃の目標は2部昇格。そして2部昇格後の2022年度の目標はBIG8昇格でした。スポーツにおいて、少しでも上を目指すのは当然で、私もその目標を掲げていましたが、どこか他人事のように感じていた部分がありました。しかし、昨年度にその価値観が大きく変わる経験をしました。
昨年度、私は1年間休学し、ドイツ1部リーグのチームでアメフトをプレーしていました。そこでは数多くの刺激を受け、私の中でアメフトを通して得た価値観が大きく変わりました。3年次までの私は、チームの掲げる目標を信じ、ただがむしゃらに練習をこなしていました。しかし、そこには無駄に過ぎる時間と、ほんのわずかずつ上達していく自分だけがいました。振り返れば、その3年間は本当に時間を浪費していただけだったと後悔しています。
ドイツでは、欧州各国の代表選手や、チームとプロ契約を結んだアメリカ人選手たちと共に練習を行い、個々のアメフトに対する想いが、これまでの自分とは全く異なるものであることに気付きました。アメフトで生計を立てたい、プロリーグでプレーしたい(私のチームはセミプロでしたが、ELFのチームから声がかかればプロ選手としてアメフトができる)、自分の実力を証明し、価値を高めたいという強い意志が、彼らをそしてチーム全体を押し上げているのを感じました。そこには、ただの部活動では味わえない、将来を見据えた熱い想いがありました。
帰国後、私にとってBIG8昇格はただの通過点に過ぎません。「これまでのOBたちの想いを背負って」、「応援してくれている方々のために」、というのも立派ですが、どこか綺麗事のように感じます。結局は自分の人生です。私は自分のやりたいように生きていきます。私の長期的な目標はXリーグで活躍し、いずれは欧州のリーグでプロ契約選手として生活することです。そのためには、今年必ずBIG8に昇格し、自分の価値を証明する必要があります。
人生を懸けて、死に物狂いでアメフトをプレーします。その姿を見て応援してくれる方々がいるなら、その期待を裏切らないために精一杯最後まで走り切りたいと思います。
まずは初戦の拓殖大学戦。圧倒して勝ちに行きます。
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